正しい歩き方で健康を取り戻す
中尾バランス整骨院では、開業当初から「歩行」の重要性を提唱し、患者様に適切な歩き方を指導してきました。歩行は、ケガの回復や予防、心身のリフレッシュに効果的で、年齢や体力を問わず実践できる運動です。現代社会では車やパソコンの普及、さらにコロナ禍の影響で「歩く」機会が減り、多くの方がその恩恵を受けられない状態です。
歩行の重要性と健康への効果
「歩く」ことは、人間の自然治癒力を高め、免疫機能を向上させる効果が科学的にも認められています。歩行不足は身体のバランスを崩し、慢性的な痛みや病気を引き起こす原因となることがあります。中尾バランス整骨院では、患者様一人ひとりに合った歩き方を提案し、痛みの緩和や予防につなげています。
痛みの原因は「歩き方」かもしれません
・膝が痛む
・足首が痛い
・外反母趾がひどい
・股関節や足の付け根が痛む
・靴の減りが左右で異なる
・膝がゴリゴリと音を立てる
これらの症状は、間違った歩き方が原因となっている可能性があります。「どうやって歩けばいいのか分からない」という方は、以下のポイントを参考にしてください。
当院における歩行診断:5つの歩行パターン
パターン① 荷重側(初歩)
体重が左右どちらかに偏ることで、第一歩目の足に負担がかかります。正しい荷重バランスが重要です。
パターン② 歩幅(左右差)
左右の歩幅が異なる場合、骨盤の歪みが原因かもしれません。歩幅を均等にするためには骨盤矯正が必要です。
パターン③ 外まわし歩行(遊脚相)
足を前方に出す際、外側に回してしまう歩き方です。股関節の動きを修正することで改善が見込めます。
※離地相で足首から第一中足指節関節にかけて捻れの外力が生じることで外反母趾の原因にも繋がると考えます。
摩擦により足裏に皮膚の肥厚が見られるのも特徴です。
パターン④ 着地角度(踵接地)
足を地面に着地させる際、踵から柔らかく着地するのが理想です。
パターン⑤ 足底の運び(立脚相)
一線を挟むように親指を進行方向に向けて、④の踵から着地するように足をスムーズに運ぶことで、歩行の負担を減らします。
※踵から着地だけ意識すると衝撃が強く膝関節に負担の原因につながりますので注意が必要です。
症例紹介:歩き方が痛みに与える影響
膝の痛みが改善した例(50代女性)
健康のために積極的に地面を蹴る歩き方を続けていた患者様は、膝の動きを制限してしまい慢性化した痛みを訴えていました。歩行チェックと部分修正を繰り返すことで、膝の伸展が改善し、日常生活での痛みが大幅に軽減しました。
股関節の痛みが緩和した例(50代女性)
椅子から立ち上がる際に股関節の痛みを感じていた患者様は、外まわし歩行の癖が強いことが原因でした。歩き方を修正した結果、痛みが減少し、股関節の可動域が広がりました。
外反母趾の進行を抑えた例(30代女性)
外まわし歩行による足首の捻れが外反母趾を誘発していました。骨盤の歪みを改善し、歩き方を見直すことやテーピングなど自宅でのケアなどお伝えし実践していただくことで痛みが軽減し、症状の進行を抑えることができました。
歩行指導と施術について
中尾バランス整骨院では、「歩数」よりも「歩き方」と「時間」を重視しています。正しい歩き方で長い距離を歩くことは、身体の歪みを修復し、自然治癒力を高めるための重要な指標です。
43分の連続歩行を行うことで、筋力増強はもちろんのこと骨盤の歪みの改善や内臓の機能の回復に役立ちます。
詳細については、身体のお悩み解決コラムなどに投稿しております。
歩行チェックと修正
院長が患者様の症状に応じて歩行のチェックと修正を無料で行います(保険診療、全身整体コースの一環として提供)。
歩行指導の効果と注意点
正しい歩き方を身につけることで、以下の効果が期待できます:
・体の痛みの予防と軽減
・ストレス解消や精神の安定
・慢性痛の改善と機能回復
ただし、歩行フォームやスピード、靴の選び方には個人差があります。早く歩く、腕を大きく振るなど、一般的に良いとされる方法が必ずしも全員に適しているわけではありません。自分の状態に合った方法を取り入れることが重要です。
最後に
歩行は、シンプルでありながら身体の健康を根本から支える重要な運動です。中尾バランス整骨院では、正しい歩き方の指導を通じて、患者様の健康をサポートします。気になる症状や不安がある方は、ぜひ一度ご相談ください。